3月19日(日)9:00~15:50
女房に「絶対に無理しちゃダメヨ…!」と、見送られて家を出る。昨年は女房が応援に来てくれたから?タイムは、5時間00分53秒。昨年はこの大会のために、1月2月と走ったから目標の5時間は切れなかったが満足であった。しかし、今年は……?
今年は参加することに意義がある。そして、陽春に当りリフレッシュしてこようと、荒川マラソンは制限時間が7時間、コースはほとんど平坦であるし、給水および給食も多い。そして、バナナ・パン・ぶどう糖・オレンジ・おにぎりとランナーにはうれしい。きわめつきは35キロ地点の第13給水所のシャーベットにはびっくりする。昨年はゴールしてもお腹が空いていなかった。
9時号砲で一斉にスタートする。スタート地点まで10分以上はかかったようだ。先は長いのんびりと構えて、集団の中で走っていた。2キロ3キロ地点と時計を見ながら走る。キロ7分か、調子いいな(昨年のペース)。このまま集団の中で走っていこうか、もう少しペースを落とすか迷う。まあ5キロくらいまで気持ちペースを落として行く。
走り始めて、無性にのどが渇く。これは昨夜小林の叔父さんと、「今年はタイムでなく、楽しんで走るから」と言うことで、ついつい、前夜祭が効き過ぎて酒乾きかなと思う。3キロ毎くらいにある、給水所にはこまめに立ち寄る。
10キロ地点、75分良いペースだ。このまま、折り返し地点まで行けるなと思った。ところが、12キロ13キロ足が動かない。ももが痛くなる。すり足で走る。15キロくらいからトイレには行きたくなるし、サロメチールを求めて救護所に寄ること数回。何回もリタイヤしようと頭をよぎる…。そのたびに、完走だ。ゴールした後の自分をイメージし、気をしっかりと持つ。弱気になってはダメダと自分に言い聞かせる。
途切れない沿道の応援と、太鼓の応援に励まされ折り返し点を回る。苦にならなかった追い風が、真っ正面から吹きつけ飛ばされそうになる。まさに帰りは地獄とはこのことか。
20キロから25キロはなげやりで、25キロから30キロはもう死んでもいいやと、30キロから35キロはここまで来たから意地でもと、35キロからは時計を見ながら、7時間以内で入れるなと余裕を持って、3キロ手前からはすり足で走る。気持ちいいようにランナーをごぼう抜きにする。ゴールは笑顔でゴールする……。
帰りのJRの電車強風のため徐行運転。30数メートルの風が吹いているとアナウンスが
ある。大宮から乗った新幹線100%以上の乗車率。マックスの2階に行く階段に腰掛け、飲んだエビスビールはうまかった。