9月10日(金)9:30~12:00
午前中、下水道特別会計と水道事業会計が審議される経済委員会傍聴する。
●下水道の普及率は89.6%で工事は25年度までには市内全域で終了するが、繋ぎ込み(水洗化率)が78.3%(特に塩沢が68.4%)と悪く、その対応について議論される。3200世帯が繋ぎ込んでいない。
20年度以前の滞納額が3,858万円あり、下水道の負担金、分担金、使用料は、水道料と違い公法上の債権であり、時効期間5年が終了すると絶対的効力が働き、支払わなくても良くなるので、その滞納額については注意する。
●水道事業は、水1立方㍍当たり229円は県内はもとより全国でも高く、この問題がいつも指摘される。
その原因は、過大な投資(施設利用率33%)にあるので、下水道の繋ぎ込み等を行ない水需要を図らなければならない。21年度は、経済対策で5ヶ月間水道料金を半額にした。
経営状況は約4割の営業外収益(一般会計からの繰り入れ金・8億円)で約2億円の黒字。
なお、給水原価は1立方㍍当たり349円、供給単価は229円。販売損益は△の120円。
下水道は繋ぎ込み、水道は高い料金とそして、2事業とも多額の滞納や未収金が存在しており、難題が山積しておる。一軒一軒市民との対話を通じ、正直者がバカを見ないように、案件によっては法的手段を通じ解決することも大切だ。