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24年度一般会計予算審議
       3月16日(金)9:30~19:30

 3月定例議会も大詰めを迎える。12日は3日目の一般質問、13日に議案審議、14日から予算審議に入り今日を迎える。
 予算審議を終え、毎回共産党からは予算に対して反対があるのは織り込み済みであるが、今回の予算は大原運動公園整備事業・総額21億円、今年度8億6千万円建設着手の予算であるので、野球場建設部分で修正動議は出ると予想していたが、大原運動公園整備事業だけでなく、図書館整備事業6億5千万円を削除した、修正動議が出たので驚く。
 提出者は、寺口議員、賛成者は牛木・笠原・岡村議員。

 原案賛成に3人が、修正案賛成者に3人が登壇し、それぞれ賛成討論を行う。
 南魚みらいクラブを代表して、賛成討論を行う。
<原案賛成討論概要>
 3町が合併して今年で7年目です。これまでは財政の健全化を図りながら、ごみ焼却炉、福祉センター、市民会館、消防庁舎、斎場、学校の耐震化、本庁舎方式等の既存施設の大規模改修や新築と、新市を固める事業に取り組んできた。
 
 今年度予算は、言うまでもなく豪雨により被災した施設や、農地の復旧が最重点であります。予算の特徴としては、合併前の新市建設の約束事でもある、野球場建設を含めた大原運動公園整備に8億6千万円、市民の念願であった図書館整備に6億5千万円を計上した予算であり、市民の期待も大きい。

特に図書館整備は、図書館整備に終わるだけでなく、合併前の負の財産であった「まちづくり会社」を再興させるべきの手段を講じ、併せて市の中心・駅前通りを活性化させようとの計画は、大変評価いたします。

そして、保護者から要望の強かった特別支援学校を建設し、平成25年4月に開校をめざすべき、予算7億45百万円を計上しました。市立で運営していくと言う考えに、最初は驚きましたが、市長と教育長の英断に敬意を表します。
これにより、支援学校の生徒が併設している、職業訓練施設で職業指導を受けられる特徴ある学校が実現する。

一般会計予算は総額で323億5,200万円で、前年比8.3%の増でありますが、豪雨災害関係を除けば、2.3%の増です。
日本経済は復興需要により、緩やかに経済が回復しているとはいえ、地方は景気回復の実感がありませんので、323億円という大型予算は景気回復のためにも大いに評価するところであります。これに繰り越した41億円があります。

新年度から、ゆきぐに大和病院敷地内に、待望の魚沼基幹病院建設が始まります。これに並行して市立病院群(六日町病院、大和病院、城内診療所)の整備方針を定め、実施設計を行うなどの病院再編関連予算8千万を計上し、市民の更なる安全安心、地域医療の充実にきたいをしております。 

 高齢者に対しても魚沼荘改築や水道料金の福祉減免。そして、透析患者に交通費助成拡大と弱者に対しても、きめ細かく対応しおります。

 子育て支援では、学童クラブ・病後児保育の拡充。また、子育てで一番心配の福島原発における放射線量問題に対しても、保育園や小中学校のグランド等の測定はもとより、水道等の測定も定期的に行い安全安心を担保しています。
 そして、特別支援学級についても、浦佐小学校に弱視学級を、塩沢小学校に発達障害通級教室を新たに設置し対応いたします。

 当市の基幹産業である、スキー産業活性化の特効薬は、なかなか難しいが、市長の真摯に取り組む姿勢から、道は開けてくると思いますので、今まで以上にスキー業界の皆さんとの交流を深めてください。
観光面では、「道の駅」オープンを新たな誘客施設とすべく予算計上しております。
 まさに「行動することで難局を打開し希望の光をもたらす」予算であると評価いたしております。

 しかし、さりとてすべてが良いと言うわけでもありません。
市税収の停滞、市税の滞納やその整理も進まなく、保育料や給食費の経費の滞納も目立ちます。それらの改善には、一層の力を入れなくてはなりません。

 基幹産業である、水田農業のあるべき姿の将来展望への不安。
 そして、経済・医療・生活や農業の枠組みをも変える「TPP」の存在と多くの政治課題もありますが、井口市長の政策は、合併以来ぶれることなく、歩んできた7年間であります。

 それに裏打ちされた24年度予算ですので、議員各位に、ご賛同を、お願いし南魚みらいクラブを代表しての、私の賛成討論といたします。
by 2nezou | 2012-03-16 16:33 | 議員活動 | Comments(0)
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