4月16日(日)9:00~15:00
東京に嫁いでいる隣のヨッコ(女房と同級生)から、数日前に電話がある。荒川区の県人会
では、今年も秋に南魚沼市を訪れたいので、良いところを紹介してもらいたいとの内容……。
もう、今回で5回目になると言うことで名所等はほとんど行っているらしい。要望は「薬照寺」と「八海酒造」を見学とのこと。
何回かヨッコと連絡を取り、今日は県人会の会長さんを始め5人の方が下見に訪れた。
塩沢I・Cで9:30に待ち合わせ、最初に案内したのが、「野の花館」。旧家を移築したギャラリーに入ったとたん素敵!と感嘆の声……。外山康雄さんは1940年東京に生まれ、45年から浦佐で育ち、現在はここ塩沢に「野の花館」を開設し、制作活動をしている。四季折々の山野草、木の実を実際の大きさに描いた水彩画です。
次ぎに案内したのが「薬照寺」。私も初めてで道順は、事前にチェックしておいたので、迷うことなく目的地に着く。まず出迎えたのは、樹齢2千年、日本一の「大桂」。幹回り13.5メートルに圧倒される。見所は、終戦後ビルマ国(現ミャンマー国)首相バー・モウの亡命した寺として広く知れている。そして、宝物殿に展示されている、絵画・彫刻・書物を見て会長さん、「これは、すごい!!」と、何故この地方にこれだけの作品があるのかと……?
昼食場所は迷うことなく「牧之庵」に決める。女将さんは高校の同級、亭主は二年先輩。自宅をそのまま「そば屋」にして、今年で4年目を迎えると言う。懐かしい趣のある民具に囲まれ
て、里山の現住民家でもてなす「純手打ちそば」に特製「おにぎり」はここだけのもの。充分満足してもらい安堵する。
最後の下見、創立84年の八海酒造へと向う。南雲さんの懇切丁寧な説明と案内には一同頭が下がる。新潟には97社あり、当社は若い酒蔵と言う。清酒の製造方針として、①飲み飽きしない旨さ(味と香りのバランス)ー淡麗で辛口、清らかでソフトな香味を目指す。②手造りによる大吟醸酒製造技法の全種類製造への徹底応用等々を熱っぽく語られる。こうして、美味しい「八海山」が生まれるのかと一同納得して帰る。
浦佐の「金田屋」さんで、八海山をおみやげに積み、秋の再会を楽しみに案内を終える。
二日後ヨッコから電話があり、皆さん大満足であったと。秋の「野の花館」が又、どんな山野草があるか楽しみとのこと。「薬照寺」はゆっくりと鑑賞。高齢が多いから、階段が多い八海山酒造の見学は無理で、その分、酒屋さんで時間をとりたいと。
昼食場所「牧之庵」も皆さん上機嫌であったと、うれしい電話が来る。
初めての案内で、観光協会に行きパンフレットを取り寄せたり、事前調査をしたり、私自身の勉強にもなりました。東京荒川区の県人会の皆さんが、9月17日にお世話になりますので、宜しくお願いいたします。