6月3日(月)~5日(水)
<陸前高田市>
あの3.11から2年3か月死者1,588名。いまだ行方不明者が217名いる。岩手県で一番の被災地だ。
①未来商店街で昼食。震災前陸前高田市では「高田の市日」という朝市が200年以上前から開かれていた。その賑わいをもう一度復活させようとプレハブでスタートする。ワタミの会長が指導に当たっている「鶴亀寿司」で昼食をとる。写真はワタミ会長の指導を受けている寿司屋の店主。阿部さんです。

②中心市街地被災状況。「道の駅たかだ」追悼施設前にて

●「奇跡の一本松」をバックに~大きな観光資源になると感じる。
③長部漁港被災状況視察
地震で1メートルを超える地盤沈下、県による漁港復旧工事中、水産加工会社が営業を開始していた。
④沼田地区にてがれき2次分別処理場視察
100名(主に女性)体制で手作業にて分別、可燃物は東京都へ搬出・焼却処理、25年度完了予定。

⑤沼田地区の下和野災害公営住宅地視察
12メートル嵩上げし、約1千戸の災害公営住宅地を造成中。
⑥高田西地区の津波復興拠点整備事業造成事業視察
高台の山をカット、復興住宅300戸・消防署・コミニュテイ施設を計画し造成中、隣には仮設の市役所。

瓦礫の処理は25年度完了の予定だが、山を70mカットして住宅地にする計画は、あまりにも大規模で先が見えない現状が問題と思った。国の責任で一日でも早い復旧復興を願う。奇跡の一本松も修復中。この修復に1億円余りをかけてと異論が出たそうだが、要はこの奇跡の一本松を活かした観光戦略が大切で、大きな資源になると思った。
<八戸市>
議会初日で断られた視察、従弟の洋平がリクルートから出向していることを思いだし、洋平の段取りで視察が可能になる。
前日に八戸市入りし、夕食は洋平から段取りしてもらい、私どもと洋平と市の職員の方2人が加わり交流を兼ねた夕食となる。

①八戸市と観光行政については洋平が

②まちぐる・街歩きについて(八戸観光コンベンション協会石塚次長)
・協会で旅行業を取得し、誘客に
・新しい商品を地元ガイドと作る。
③B級ご当地グルメでまちおこし(八戸せんべい汁研究所木村事務局長)

第1回B1グランプリは八戸市で平成18年に開催、その仕掛け人が木村さん。
全国的にも有名な方で大変勉強になった。
④八戸ポータブルミュージアム「はっち」視察
<六ヶ所村・日本原燃(株)>
日本原燃(株)工藤専務よりPR館にて概要の説明を受ける。原子燃料サイクル事業の下記の施設を専用のバスに乗り換え広大な敷地を回る。正常に事業を行っているか、IAEA(国際原子力機関)職員2人が24時間監視、検査をしておるという。全従業員は2,500名で大半は村内や県内からの雇用という。
①ウラン濃縮工場(以下バスの窓からも撮影は禁止)
・天然のウランには、核分裂するウラン236が0.7%しか含まれていないことから、
原子力発電所で利用できるよう、その濃度を3~5%に濃縮する施設。
②低レベル放射性廃棄物埋設施設
・原子力発電所のメンテナンスに伴い発生する作業着、取り換え配管等
の低レベル放射性廃棄物(ドラム缶)を埋設・最終処分する施設。
③高レベル放射性廃棄物貯蔵施設
・わが国では、過去に原子力発電所の使用燃料の再処理を海外に(フランス・
イギリス)委託(1990年~)しており、海外での再処理に伴って発生し、
日本に返還されるガラス固化体を30~50年間一時貯蔵する施設。
④再処理工場
・原子力発電所の使用済燃料から、再利用できるウランとプルトニウム
(計 約97%)を取り出すとともに、約3%の再利用出来ない高レベル
放射性廃棄物をガラスと混ぜて、安定的なガラス固体化にする施設。
⑤使用済み燃料貯蔵施設
・原子力発電所から運ばれる使用済み燃料を燃料貯蔵プールで
冷却・貯蔵する施設(再処理工程の入口)
●六ヶ所村原燃PRセンターにて
