11月18日(月)13:00~15:30
「鉄道による日本海国土軸・列島横断軸の形成・強化に向けたシンポジウム」
講師の藤井聡先生(京都大学大学院教授、内閣官房参与)の基調講演はすさまじく、胸にドンドン響いてきた。
<基調講演の概要>
①日本は今多様な危機に直面(地震、インフラ、エネルギー、テロ、デフレ不況、富士山噴火等々)
②そんな危機を突破する「レジリエンス」をオールジャパンで手に入れる。
③そして、強い21世紀の「世界の成長センター」強い日本を実現する。
●レジリエンスとは
・何があっても対応できる「たくましさ」「免疫力」である。
・新しい世界にふみ出し「成長を導く力」である。
・危機に「鍛えられ」歴史、伝統の中で「育まれる力」である。
●強靭化には下記の5つが必要
①長期的な視野
②個別的視点でないシステム的な視点
③過剰な市場原理の回避と適切な規制
④社会(コミニュケーション)の力
⑤自立・分散の上での「強調・連携」
昭和30年にそごう国鉄総裁が東海道新幹線構想をうちだすが
・この時代鉄道は斜陽化論で車の時代に
・遠くに早くいくには飛行機
・東京~大阪間を3時間で結ぶ~当時は何バカなことを言う
・アメリカも欧州もそういう風潮があった~車時代
・日本人は「空気」に弱い~空気で日本は動く
・昭和35年に着工する。
・当時は技術も金もない。~ でも「気合」があった。強い「思い」があった。
・「気合」~ナショナリズムがあったからこそ「新幹線」が走った。
・30年に言いだし、たった9年で新幹線が走った。
・歴史を変えるのは「国」である
・日本海に新幹線を走らせるには、「気合・強い思い」が無い。
その後、パネルデスカッションが行われる
・星野県会議員 ・鶴岡市長 ・上越市長 ・柏崎市長 ・新潟市長
コーディネーターに鈴木新潟日報論説編集委員室長が。
講師の藤井先生はコメンテーターとして参加する。
藤井先生の著書(朝日新書)
もっと作ろう、つなげよう!新・列島改造論
「新幹線とナショナリズム」を購入する。