7月6日(月)、7日(火)
<夢のみずうみ村デーサービス>10:00~12:30
今までのデーサビスの内容を覆す内容にショックを覚える。
・利用者は施設の一日の日程によって過ごすが、ここは、その日の行動、日程は自分で決める。その行動を黒板に一人一人マグネットプレートで時間割に張り付ける。そのメニューは大変多い。
・高齢者施設は、バリアフリーが普通だが、ここは、段差や坂、階段と意図的に作り「バリアアリー」
・施設通貨「ユーメ」があり、各リハビリプログラムに参加するときは、ユーメを支払う。カジノやクイズ、内職、見学者の案内等でユーメを稼ぐことができる。
・お昼はバイキング。茶碗や箸、自分の湯飲みを準備するところから始まる。バイキングは、おかゆ、玄米、ご飯から選ぶ。おかずや、生野菜、デザートと沢山の料理を小皿に運ぶ。この一連の動作も人によっては大変困難であったりするが、職員の方は決して手を出すことはしないが基本と言う。
介護施設では、通常食事は、上げ膳据え膳ではないか。
この施設は工場跡地で、定員110人。毎日90人くらいの方が利用。平均介護度は1.5と言う。予防の方が三分の一と言う。職員は38人。
高齢者施設は、利用者ができそうなことでも、介護者がすぐお世話をする。これは「足し算の介護」。逆なのが「引き算の介護」。できること、できそうなこと、できないことの3つを見極めて、できるのであれば手を出さないで見守る。じっと待つ介護だ。要介護度が改善するのは、この引き算の介護と言う。
この施設の開設者藤原さん「手間がかかるから介護者がやった方が早く終わるし、安全だ。お世話される方も甘えられて気分が良いが、現実には機能や能力が奪われる。その人のやる気や行動が奪われている」そういう介護でいいのですかと言うことだ・・・・・・・。
●施設の行動は自分で決める
●バイキング料理
<宇治市>
(1)初期認知症総合相談支援
平成18年度より取り組み、京都府のモデル事業や国のモデル事業を受けて多くの事業を起こし多くの成果を上げている。平成27年3月21日に「認知症の人にやさしいまち・うじ」を山本宇治市長が宣言をしている。
(2)空き教室を活用した老人福祉施設
全国初の空き教室を利用した「デーサービス」転用施設。小学生には義務的な交流はしなく、子どもたちが自ら施設に来るようにしている。
校長先生、子どもへの教育効果は計り知れない。大変いいです。
<ぴりか:宇治のNPO法人>
アイヌ語で「可愛い」の意味。
こどもの発達支援に取り組んでいるNPO法人アジール舎「ころぽっくるの家」に、障がいの有無にかかわらず、特別な支援を必要とする0歳から18歳の子供を対象とした相談室「ぴりか」を開所する。アジール舎は「共に生き、ともに育つこどもたちへ!」を合言葉に2018年に亀山さんが中心になって立ち上げる。
「ぴりか」は心理カウンセラー 臨床発達心理士の亀口会長さんの理念により開設した。