5月12日(木)~13日(金)
●1日目
<脱成長社会にむけて>13:30~15:00
講師:京都大学名誉教授 佐伯啓思 氏
・日本の景気は、今微妙!
・日本も世界も大きな転換期~これからの10年間(文明の転換と言ってもいい・・・・・)
・目の前の動向にとらわれすぎ
例えば「アベノミクス」
どにょうに評価したらいいか難しい~一定の成果は出る(デフレ止まる、雇用の増)
・失われた20年間~長期低迷をもたらした3つの原因
①人口減少 ②グローバル化 ③構造改革の推進
・民主主義とは不安定な社会~そして、政治も不安定化してくる
・今の若者は~車に、衣服に興味ない。喫茶店に行かない。新聞読まない。
~一日スマホを見ている。必要なものはインターネットで買う。
・構造改革(小泉内閣)のもう一つの間違い
経済を効率化(無駄を省く)すれば国は良くなる。~本当か・・・・!
一つの会社が効率化させると言うことと、日本を良くすることとは違う。
持続的に仕事ができるようにすることが政治。
・アメリカの価値観(システム)が入ってくる~日本の考えは古いものだと言う・・・・・・。
・成長(効率、能率、競争)しないということで考える。
・公共部門は大事
<地方議会から国政を視る>15:15~16:45
講師:NHK解説委員室 解説副委員長 島田敏男 氏
・投票率の推移(低下が止まらない。2014年52.66%、20代32.58%)
・18歳選挙権~参院選投票に行くー60%
・内閣支持率(5月)~45%(4月42%)支持しない36%
・「伊勢志摩サミット」成果が期待できるか~できる13%、できない25%、
どちらとも53%
・消費税率10%への引き上げ~賛成21%、反対49%、どちらとも26%
・原子力発電所再稼働は~賛成15%、反対47%、どちらとも30%
・政党支持率~自民37%、民進8.2%、共産4.1%、公明3.7%、無党派35.9%
・「参院選」与党と野党の議席は~与党の増25%、野党の増32%、どちらとも38%
・日本平和と安全、国際社会の平和と安全
●2日目
<地方創生と地方議会の役割>9:00~10:30
講師:読売新聞東京本社編集委員 青山彰久 氏
1.問題を考える手がかり
・政治学者松下圭一(昨年85歳で亡くなる)~市町村議会は国の下部組織でない
2.地方議会と地方議員
・地方議会は「住民の広場」
・地方議員は「地域づくりの専門家」
3.地方創生と地方自治体のいま
自治体三つのパターン
①わが町は国のモデルになると頑張る
②こんなことをして金もらう必要があるのか
③従っているふりをしている
4.3つの論点
・国に顔を向けるのか、住民に顔をむけるのか
・地域の活性化は数字なのか
・地域の活性化は経済がすべてなのか
5.「脱工業化」「脱都市化」「田園回帰」の概念
6.視点は「住み心地よき地域をつくる」に
<人口減少時代の地域づくり>10:45~12:15
講師:弘前大学大学院教授 北原啓司 氏
・まちづくりでなく「まち育て」
1.成長社会から成熟社会へのシフト
2.成熟社会のマネジメントとは
3.まち・ひと・しごと創生戦略の登場
4.「空間」を「場所」に変えるための人材育成
5.超高齢社会に必要なキーコンセプト
6.真のコンパクトシティ政策における「まち育て」
佐伯先生と青山先生の講演が印象として残る。
今進めている「南魚沼版CCRC」進めなくては行けないが、住民との協議が
ほとんどなく急ぎすぎだ。
昨年から会派で参加しているが、時勢に合った講師陣と内容でしっかりと勉強ができる。

●成田山を参拝する