6月6日(火)
<セルデン町長議長であいさつ>
姉妹都市締結35周年を記念して、5月には南魚沼市から訪問団が、オーストリアのチロル州の「セルデン町」から町長以下7名の訪問団が訪れる。
セルデン町は、インスブルックから南へ車で1時間半、山間に入ったエツターと呼ばれる 渓谷の中心で、人 口約3千人の山岳リゾート地帯である。四方を高く険しい 3000m級の山 に固まれた高地にあり、冬はスキーやアイススケート、クロスカントリー、夏は登山やハングライダー、 氷河スキーなど山岳スポーツが楽しめる。ヨーロッパ各国から多くの観光客が訪れている。
昭和57年に塩沢町が提携を結ぶ。昭和58年にオーストラリア大使を招聘し丸山スキー場でオーストラリア杯スラローム大会を開催し今も続いている。昭和62年にセルデンで大災害が発生し、町民が義援金132万円を送り復興した橋に「塩沢橋」と命名されている。
提携10周年には、塩沢町から80名を超す訪問団がおじゃまし、歌舞伎の披露をはじめ大統領にも表敬訪問している。毎年のように訪問交流がなされている。小野塚会長の活動力とその熱意はすごいと改めて思う。
●「エルンスト・シェツプフ」セルデン町長あいさつ
<日本山岳リゾート活性化国際フォーラム>会場は舞子高原ホテル
一部 新潟県日奥協会並びに南魚沼市・セルデン町姉妹都市締結35周年記念式典 主催者 林市長あいさつ
来賓祝辞 ・駐日オーストリア大使 フーベルト・ハイッス 様
・新潟県知事 米山 隆一 様
・観光庁観光地域振興課長 加藤 庸之 様
・セルデン町長 エルンスト・シェップフ 様
セルデン代表団紹介
二部 続・日本山岳リゾート活性化国際フォーラム
基調講演「観光協会の統合により、財源とガバナンスを確立した
チロルの行政、政治戦略」
チロル州自治体会長(セルデン町長) エルンスト・シェップフ 氏
パネルデスカッション
・チロル4600万泊で5年前は4200万泊
・1927年に宿泊税を
・253の観光協会が35の観光教会に
・17億円の予算のうち6割を事業に、4割をマーケテングに使う
・セルデン125万泊。450万人(冬200万人)
・日本の課題~①マーケテング無い②ネットワーク無い(巻き込み)
③マネジメント無い(民間手法を)
・都市計画のデザインが必要
・なくす観光協会と残す観光協会
・財源はいりいろのパターンが
・自立と継続性~人材、情報、財源
・今後どうするか~理念が大切、地域が統一的に方向性を持つことが大切
・観光庁部長~足りない三つの要素を補うためにDMOを作る。
DMOが稼ぐのでなく、DMOが計画したのに地域がついてきてくれるか
・県知事~広域的にDMOを作る
財源は自己負担が大切
デザインが大切~統一感が大切である(都市計画)
リゾートの場所に生活感が入っている。
・林市長~モンスターパイプ、トレーニングセンター、スケードボードパーク
医療滞在型の観光を
湯沢町との連携
米山知事は、ぜひセルデンに町行きたい旨の発言もあり、セルデンから学ぶところがたくさんあった。大変有意義なフォーラムであった。
●締結35周年記念式典で挨拶する林市長

●パネルデスカッション