9月19日(金)
議会休会日に標記の案内があり出席する。
<現地視察>14:00~15:35 ①高棚川砂防堰堤 ②高棚川保全工2か所 ③北ノ入川第1号堰堤
平成23年新潟福島豪雨で金城山(1369m)の沢で土砂災害にあった4か所の現地を視察する。
総工費54億円を要する大事業だが、これにより数千人の市民の安全安心が担保される。
<講演会>16:00~17:15
演題「これからの土砂災害対策」
講師 前国交省砂防部長 栗原淳一 様
7月9日に退官する。平成13年、14年に湯沢砂防所長。
昨年の全国の土砂災害の事例を紹介する。昨年の特徴は、広域災害、交通者影響、大量の土砂災害と映像で生々しい被害状況を写す。
湯沢砂防直轄事業着手時の状況について話される。
大正14年 上越線塩沢~越後湯沢間開通
昭和6年9月1日 水上~湯沢間開通し、上越線全線開通
昭和10年9月18日 満州事変勃発
昭和10年 魚沼地方大きな土砂被害(未曽有の暴風雨~魚に川各所で山崩れ)
同年 新潟~北朝航路、政府政令航路に
昭和12年 湯沢砂防 直轄着手
昭和13年 新潟港が満州開拓民出発港となる
昭和15年 国策会社「日本海汽船会社」設立
湯沢砂防は、鉄道と道路を守るために直轄となった。 そして(現内閣総理大臣 前全国治水砂防協会長)田中角栄氏の赤木先生の想いでとして話される。 赤木先生は砂防の生みの親であり育ての親。水は源で制することが合理的であるが、伝統的に華やかな河川工学が本流をなし、砂防事業はごく地味なものであった。とくに、政治がこの分野に目を向けなかったのは、砂防の設置場所が山奥であり、人が少なく票につながらないと言うことかも知れない。赤木先生は兵庫県の山奥で生まれ、日本の治水史に不滅の業績をのこした。私の4人目の先生であると田中総理大臣は話された・・・・と
栗原氏の講話は、田中先生の話しもされ大変興味ぶかく良かった。