6月29日(金)15:00~17:00
市民会館において、国土交通省審議官・山本繁太郎氏による「災害に強いまちづくりのためにともに考える地域防災計画」と題しての講演会がある。
山本審議官の話から本題に入る前の話が興味深かった。
・47年4月に建設省に入省。その年の7月に佐藤栄左久首相から田中角栄首相に、佐藤のぶあき氏とは同期という。
・12年前住宅局長していたときに、阪神大震災があり法律を一つ知っていなかった。
・自主防災計画(隣、近所の計画)が大切。
・阪神大震災は瓦礫から助けた7割くらいは隣近所の人。
・平生から隣近所のつき合いは大切。
・高度経済成長は失われた物が大きい
・幸せをするには、社会でのつながりが大切。
・40年前の落語「天国とじこく」
・食糧と水とエネルギー(鶏肉1㎏ー穀物3㎏ー水6㌧、牛肉1㎏ー穀物12㎏ー水24㌧)
○天災は忘れた頃にやってくる
・寺田寅彦が言った。人生サイクルと災害サイクルは後者が長い。
○備えあれば憂いなし
・小泉内閣2年目の時の防災担当官になる。
・平常の暮らしの中でそれができるように。日頃からの近所つき合いが大切。
○人は生きてきたように死ぬ
・終りよければ全てよし?
・平生がきちんとしていれば終わりよし。
○列島改造論
・工業化、産業化、近代化で都市は汚くなった。個人の生活よくならない。
・都市計画、田園都市計画がはじまる。
○国土形成計画法
・各地域の風土にあった暮し方
<本題の概要>
・近年の災害別死者・行方不明者数の推移
・災害被害を軽減する国民運動の背景
・豪雨の増加傾向
・プレート境界に位置する日本
・東海地震等の経緯
・首都直下型地震の切迫性
・大規模地震対策の概要
・防災計画の概要
・防災まちづくりのイメージ
・防災まちづくり活動事例