7月9日~10日
<1日目千葉県鴨川市 亀田総合病院14時30分~16時30分>
15時からの予定が40分位早く着いたにもかかわらず玄関で迎えられ、会議室に案内される。そこからの眺望は太平洋を眼下に病院にいるというとを忘れさせる。
15時からだが時間があるので、院内を案内してくれる。本当に病院ではなくホテルにいる感じがする。廊下は一階を除きじゅうたん。病室も広々としておりシティーホテルより格が上の感じがする。そして、調度品やサービス(レストラン、売店等)もホテル並み。
医師不足の中、病院閉鎖が続く中、そして、人口37,000人の人口でこの盛況ぶりは!日本で入りたい病院の2番目だと言う。30分の施設案内だけで解る感じがした。職員の輝く顔つき、挨拶。職員と患者が廊下等ですれ違わないように動線は別になっていると言う配慮にも驚く、
亀田信介院長さんの話は、今日本の医療に何が起きているのかを「医療現場」「国民」「行政」の側から話す。地域医療の崩壊は国の医療政策のミスと切り捨てる。昨日も東北でシンポジウムが開催され、厚労省とやりとりしたが厚労省は意味不明のことばかり言っている。
ハードはいつでもできるが人づくりは10年かかる。世界一の高齢化になりながら、人口当り医師数はOECD(経済協力開発機構)加盟30カ国の平均値に対し2/3という少なさで、2009年に韓国、2019年にメキシコ、2020年にはトルコにも抜かれて最下位となることが確定の見込みと話す。
そのため、すでに地域医療の崩壊という問題ではなく、都立病院でさえも医師不足によりお産の中止や手術制限等が次々起こっている。ここ千葉県でも5~6年後には病院縮小や廃止が起きる。
当市に建設予定の基幹病院について、先生の考えを伺ったら、私であれば「新潟大学の分院にする」と又、ベット数でなく基幹病院は医師の人数だと150人以下は考えられないと話す。
あっという間の1時間30分であった。
閉会のお礼の挨拶を私から述べる。「議会としてのできる医師確保は、日々奮闘している医師・先生を擁護し感謝すること」と目からウロコが落ちる思いで先生の話を聞かせて頂いたとお礼を言い亀田病院を後にする。
<2日目群馬県藤岡市 公立藤岡総合病院15:00~16:45>
基幹病院建設後の「やまと病院」は外来センターに特化した病院にということから、ここの病院は外来を分離している外来センターを視察する。
確かに入院棟と1.5㎞離れているといろんな面で不具合が生じているようだ。
外来センターだけの経営だと診療報酬が低く大変なのではと思ったが、そこは健診とか在宅医療とかそして、基幹病院との連携で経営はクリアできると思った。
